経営とは・・・?②

経営にまつわる様々な数字をご存知でしょうか。

◎起業して20年後に生存している会社の割合 0.3%

◎パレートの法則(2:8の法則)

◎1:5の法則

◎ハインリッヒ(1:29:300)の法則

◎ジラード(250)の法則

など、数字を示したものだけでなく、様々な法則がある。

これは、統計学を基に出された数字ですが、これが意外と会社経営には当てはまる。

これらの数字をさらに自分の体験に合わせて解説していこうと思う。

今回は、【起業の存続率】から、経営の不確かさと正解のない作業であることをお伝えしたい。

結論から申し上げると、

経営に正解はない。だからこそPDCAを繰り返し、独自性を創出し、その会社にしかない色を築き上げる

ということ。経営とはまさに【雲を掴むような次元】のことなのである。

なぜ会社は存続できないのか

①意識的に潰していることもある

②経営者の私利私欲で利益を食いつぶす

③時代の波に押しつぶされる(大手の圧迫が大きい)

④事業承継という形もある

⑤連鎖倒産

⑥取引先の裏切り

⑦経営者の能力不足

とまあ、今思いつくだけでもこれくらいあるけど、

この中で大半を占めるのが①、②、③、④、⑦だと思う。

⑤と⑥って意外と今の時代は少ないかと思う。どちらかというとちょっと前の時代にはよく聞いた話。

話は変わるが、

私は、起業することを目標に、ベンチャー企業と老舗企業とをいくつか経験してきた。

老舗企業の確固たる経営基盤・ブランド力とベンチャー企業の勢い・革新性は、

それぞれが、見習うべき特徴を備え、私にとっては、とても勉強になった。

でも、ベンチャー企業は両方とも残念ながら10年持たずに倒産してしまった。

どちらもかなりの利益と売上を上げていたが・・・

倒産した理由がちょっと似ているので、紹介します。

勢いはどこまでも

どちらも物販事業で一世を風靡した商品企画兼メーカーである。

もちろん名前・業界も出せないので、それとなく濁しておきます。

<1社目:5年目で年商200億円を超えるベンチャー企業>

→年々、倍々ゲームのように売り上げを伸ばし、テレビCMもかなり投下していた。

忘年会も普通の飲み会にも社長が来るとお金の使い方はハンパなかった。

まさに、会社の「勢い」そのままに、どこでも体育会系のノリで、突っ走っていた。

そんな中、脱税が発覚し、一気に会社は傾き始めた。それに伴い、同カテゴリーへの大手の参入もあり売り上げが極端に下がった。

しかし、勢いは止まらないんですね。

同じようにCMを投下し、商品もばんばん作り、夜の遊び方は変わらず。

結局その時いた幹部たちでは、立ちなおすことが出来ず、

そのまま会社を身売りし、社長は退き、それでも立て直すことは出来ず、倒産に至った。

倒産の理由としては、②(経営者の私利私欲)と③(大手の参入)と⑦(経営能力の不足)かと思います。

厳密には、もっといろんな原因が関係しているが・・・

俺の為に働け

<2社目:通販事業だけで5年で20億円超え。商品利益率が驚異の50%以上。>

→利益率の良さから、都内でも有数の超一等地に事務所を借りる。

社員、パートも含め最大80名在籍。かなり堅実な会社なんだなって思っていた。

しかし全て上辺だけだった・・・

利益の大半は、全てオーナーである投資家に全て吸い取られていたそうだ。

もちろん、利益を還元するのは当然だが、そんなレベルではない。

削って削って出した利益は、その人の私利私欲に使われていた。

自分の給料、奥様の給料、マンション購入、なにからなにまで全て会社もち。

もちろん、会社の広告・販促費で使われていたりもするので、利益の全部とは言わないが、

最終的に20億円を超えた年の経常利益はなんと500万円。節税の為に利益を下げてることも考えられるが・・・

なんとなくお気づきの多い方もいると思うので、これ以上は踏み込まないでおこう。

そして、粉飾決算をしながらもある程度延命し、資産をその間に全部名義を変更してから潰した。

あとから知ったことだが、この時すでに別会社にて、ほかの経営者を建てて、事業を始めていたそうだ。

さらに言うと、どうやら儲かっては資産を溜め、利益がなくなったら会社をつぶす、ということを繰り返していたらしい。。。

ここでの倒産理由としては、①、②、⑦があげられる。

経営者の姿勢とは・・・

お金の価値観と言う訳ではないが、

個人が1万円使うのと会社が百万円使うことは等しいと言っていいくらい、

会社経営にはとてもお金がかかる。日々お金が出ていって、なにも策をうたないと消えてしまう。

例に挙げた会社の経営者もずっと今の状況が続く、むしろどんどん伸びていくと勝手に思ってしまう。

それとも、自分が立ち上げた会社なんだから儲かったお金をどう使おうが勝手だろう的な考え方になってしまうのか。

もしくは、最初から会社を長く続ける気がなかったのか。

ベンチャー企業の経営者がみんなこうなのかはわからないが、

自分はこうはならない。内部留保をしっかりして、息の長い会社にするんだ、とある意味勉強と教訓をもらった。

しかし・・・

自分の場合・・・

この強烈な2つの体験があったからこそ、自分はすべてを我慢した。

自分の毎月の給料は最低限にし、そこから事務所費を払い、手元に残るのは数万円。

それも携帯や自分の保険やらで消える。そうなると自由なお金はほぼなし。

貯金を切り崩しながら繋いでいたが、起業するのにほとんど使ってしまったので、

それもすぐなくなる。でも、会社が良くなればと思い我慢できた。

そんなこんなで、融資を受けながらも事業開始から1年で、3名で6千万円を超す数字を作ることができた。

ただ、ほとんどが利益が薄い事業。他事業では、数百万。

その事業を担っていたのが私であり、ほかの二人には、利益の厚い事業を任せていた。

元々自分の携わってきた事業の利益が薄いことはわかっていたので、他の事業の構築に力を注いだつもりだったが・・・

それは自分でやらなければならなかった・・・これが1個目のミス。

判断力のなさ、それとも考え方が甘い?

別な記事でも述べたが、とにかく従業員にはいい待遇で。

という思いが強く、売上について、あまり口うるさく言うこともなければ、

一般的に行われる、数字の詰めなどはしなかった。逆に、給料を上げるというハナレワザを。。。

さらに、一人は最初から自分の倍の給料を出すなんて、横暴に。。。もはや無能な経営者。

その時は、モチベーションアップを、と思ったが・・・これが2個目のミス。

と日々を追いかけると毎日が判断の連続で、ほとんどが間違っていたかと今はおもってしまう。

それでも何年かは持つ。ただ、結果、成功した人だけが正しい判断をしたということになる。

失敗した人間の話は、もうこのような失敗者を出さないための、悪い参考書として、捉えて頂きたい。

私の会社の倒産の原因は、まぎれもなく⑦であった。誰のせいでもない。自分の能力の無さ。

その1点に尽きる。

まとめ

経営に正解なんて実はないのだ。会社を大成させた経営者の言葉が世の中では、正解になっている。全ては後付けなのだ。雲を掴むような話どころか掴むものさえもないまま、

経営は突き進んでいかなければいけない。

そこにあるのは、ただ一つ。

「起業した使命、自分の成し遂げたいことに向けてひたすら邁進するのみ。」

やはりそこには【意志】しかないんです。

20年後に存続する会社の割合0.3%

これは、幾多の決断を良きものにする為に、乗り越え邁進してきた証。

しかし、私には、この数字について語る資格はない。それくらい異次元の世界だと思う。

この異次元の世界に辿り着ける人が一人でも多く出てきて欲しい。

その為の悪い参考書として、ご活用いただけたら幸いです。

<<最後に一言>>
自分の会社は、30%の割合に入った。

でも、どう考えても失敗か。。。

ただ、失敗を失敗で終わらせるか。

大きくジャンプするためのバネとするか。

それも自分次第。やはり確固たる【意志】です。

今の私は、まだまだジャンプアップできていないが、ジャンプアップするために日々生きている。

経営の失敗で、命を落とす人が数多くいる。

私は、最後の決断をいのちの再建弁護士に委ねた。

実は、私も自殺を考えた。ここまで来て、多くの人に迷惑をかけ、

情けない姿をさらしてしまったこと、借りたものを返せない、という状況が、

自分の存在自体、もうこの世に必要ないと思ってしまったのだ。

と、この話は【倒産編】で話すことにする。

まだ、経営編を作成途中なので悪しからず。

では。

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